ナビール・ラバの妻に対し、モロッコの司法へのアクセスを簡素化するよう外務省に指示
モロッコ国王、ムハンマド六世は、フランスのモロッコ大使館・領事館に対し、バレリー・ラバさんがモロッコでの正当な権利を享受できるよう必要な措置をとるように求めた。バレリーさんの夫は、10月15日にカサブランカの空港で逮捕された。容疑は、テロ組織「イスラム国」にⅡサイト4歳の娘二人を連れて飛行機に搭乗しようとしたもの。
パリのモロッコ大使館の声明によると、トゥールーズのモロッコ領事館はナビール・ラバの妻であるバレリーさんから連絡を受けた。
バレリーさんは、ムハンマド六世に対し、娘二人の親権の回復を求める嘆願を出し、彼女がイスラーム教徒であること、フランスの国籍を有していること、そして娘二人のうち一人はフランスの外科医を受診する必要があることを示す書類を提出した、と声明は続けている。
このような状況を受け、ムハンマド六世は、フランスのモロッコ大使館・領事館に対し、バレリーさんがモロッコでの正当な権利を享受するために必要な措置をとるよう求めたと、声明は述べている。
また子供たちの親権については、モロッコの裁判所が決定するとしている。
先週、バレリー・ラバさんは、ムハンマド六世に手紙を書き、先週カサブランカの空港で夫が逮捕されて以来、夫の家族のもとにいる彼女の娘たちに会う許可をもらえるよう介入してほしいと嘆願した。