モロッコ国王ムハンマド六世陛下は、ムーレイ・ラシード王弟殿下とララ・サルマ王妃、ララ・メリアム王女、ララ・アスマ王女、ララ・ハスナ王女とともに、14日、ラバトの王宮で、スペイン国王フェリペ六世陛下とレティシア王妃のために、公式歓迎式典をおこなった。
王宮への入場には、王宮近衛兵がエスコートした。
国王が国賓および国賓級のゲストを迎え入れる際にゲストをエスコートする王宮近衛兵は、100年に及ぶモロッコとスペインの繋がりにふさわしく、王国の首都でスペイン国王を歓待する式典を特徴づけた。
王宮に到着後、両国の国旗掲揚と国歌が斉唱され、21発の祝砲が放たれた。
続いて、スペイン国王夫妻に敬意を表して、王宮近衛兵の閲兵式が行われた。その後、フェリペ六世国王夫妻は、首相、国会両院議長、国王顧問、閣僚、最高裁判所長官、王室検事総長、憲法評議会議長、会計検査院院長、憲法裁判所裁判長、国王特別官房長官、侍従長、王宮報道官に歓迎を受けた。
また、スペイン国王夫妻は、王宮庁長官、王宮官邸構成員、在モロッコ外交団長、欧州諸国のモロッコ駐箚大使、軍参謀本部高官、調査情報庁長官、警察庁長官、国土庁長官、ラバト-サレ-ゼンムール・ザエル県知事、同県選出国会議員、民間および軍の代表にも歓迎を受けた。
続いて、ムハンマド六世国王陛下は、フェリペ国王夫妻の公式随行団から挨拶を受けた。公式随行団には、ホセ・マヌエル・ガルシア=マルガージョ外務協力大臣をはじめ、王宮庁長官、モロッコ駐箚スペイン大使、外交顧問、スペイン国王官房長、在モロッコスペイン大使館員らが含まれている。
スペイン国王は、続いて、モロッコのサラハッディーン・メズワール外務協力大臣、ハキマ・エル・ハイティエネルギー・鉱業・水資源・環境大臣、ムハンマド・ファデル・ベンヤイシュスペイン駐箚モロッコ大使に歓迎を受けた。
王宮に迎える際には、ムハンマド六世国王陛下は、他の王室メンバーと共に、牛乳とナツメヤシをふるまうという伝統的な方式に則って歓待した。
また、ムハンマド六世陛下は、スペイン国王夫妻に、ウィザーム・アル・モハンマディ勲章を授与した。
式典は、断食明けの食事であるイフタールが、スペイン国王夫妻にふるまわれて終了した。イフタールには、スペイン国王公式随行団、モロッコの首相、国会両議院院長、国王顧問、政府閣僚、モロッコ在住のスペイン人コミュニティ、各国のモロッコ駐箚大使、市民、軍人などが招待された。