
2015年11月6日は、「緑の行進」の40周年を迎える。モロッコだけではなく、世界各地に居住する在外モロッコ人コミュニティも、この40周年を祝っている。
特に41万2000人のモロッコ人が暮らすベルギーでは、この行事を祝う準備が進められている。在ベルギー・モロッコ人協会など、いくつかの組織が共同で、「緑の行進」をテーマにしたシンポジウムや文化・芸術行事が開催され、外交官、政治家、財界人らが招待された。
また、「デジタル緑の行進」協会が、「緑の行進」の歴史に特化したベルギーで初めてのポータルサイト(http://www.marcheverte.com/ )を立ち上げた。このサイトでは、「緑の行進」に関する映像資料や写真のアーカイブがもうけられている。協会は「若い世代に、新たなテクノロジーを通じて、自国の歴史を知ってもらうこと」が目的と説明している。サイト立ち上げと並行して、フェイスブックの協会公式アカウントにも、すでに18000人以上から「いいね!」がつけられている。
ベルギーと並んで在外モロッコ人が多いカナダでも、40周年記念行事が実施された。カナダには在外モロッコ人のうち、ユダヤ系の市民が1万人近くいる。彼らは「緑の行進」40周年記念を祝い、モロッコの領土の一体性に対する彼らの愛着をあらためて表明した。
ユダヤ系モロッコ人トロント協会のシモン・ケスラスィ会長は、マグリブアラブ通信社に対して、「サハラはこれまでも、今も、そしてこれからもモロッコの領土である」と語った。また、彼は在カナダ・モロッコ人を代表して「モロッコとカナダの間には大西洋が横たわっているが、私たちの魂と心は、40周年を祝う同胞たちと共にある」という思いを語った。
アメリカのバスケットボールリーグであるNBAでも、11月6日に「緑の行進」40周年を記念して、記念マッチが行われる。オーランド・マジックスの伝説的スタジアムであるアムウェイセンターには、トロント・ラップトールズと地元チームの対戦時に、モロッコの国旗が翻る。
モロッコ・アメリカ商工会議所の主催で、「モロッコの遺産の夜」と題されたイベントが開かれた。
また、このスポーツイベントの一環として、モロッコ・アメリカ商工会議所の主催で、「モロッコの遺産の夜」と題されたイベントが開かれた。「様々なモロッコ人アーティスト、特にサミー・オマリ、スイリー、ハティム・ハイダル、ドウズィなどの若いモロッコ人アーティストらが出演し、モロッコの強いアイデンティティをアメリカの方々に紹介する機会となった」と、同商工会議所のユーニス・ブグリン副会長は、ハフィントン・ポスト(モロッコ版)に話した。
またこのスポーツイベントは、サハラの中心都市のひとつであるライユーンで、11月6日に予定されている世界的なサッカーイベントとともに、「緑の行進」の代表的な40周年記念行事のひとつとなった。